ベトナムの麺料理-その2-

「ミエン・ルオン・ニョック」

この料理は非常においしくて、一度外出したのですが、もう一度戻って再び朝食で食べました。オーダーには二つのタイプがあります。一つは、スープありで、もう一つはスープ無しでということになります。私はスープ付きを選びましたが、スープ付きの「ミエン・ルオン・ニョック」は、春雨のヌードル、カリカリに揚げたウナギの唐揚げ、出汁で煮付けたウナギの組み合わせになっています。副菜として、ハーブ各種、細かく刻んだバナナの花、モヤシが添えられます。そして中国風ドーナッツ・スティックもオーダーして下さい。好みによりますが、スティックをスープにつけて食べると美味しいですよ。

「バイン・クオン」

「バイン・クオン」は、いつでも食べられる美味しいスナックです。新鮮なライス・ヌードルは真ん中が中空の円形に作られ、その中に豚肉とマッシュルームの混ぜあわせが詰められロールされます。ベトナムのカネローニは、基本的には新鮮なライス・ヌードルから作られます。「バイン・クオン」には、ヌクチャム・ソース、カリカリのシャロット、ポーク・フロス(フワフワした豚肉の田麩)、チャークエ(豚肉のペースト)が普通よく添えられ、あなたの好み次第でいろいろなものを詰めることができます。

「カオラウ」

始めてベトナムを訪れたときに、この「カオラウ」を食べましたが、一口噛んでその味に引きずり込まれました。この「カオラウ」のヌードルはホイアン以外では作ることができません。と言うのも、その町にある、昔からこんこんと湧き出ているチャムの井泉の水でこのヌードルが作られているからです。
「カオラウ」ヌードルは小麦でなく、米から作られていますが、この「カオラウ」と比べられることができるのはウドンだけだと言っていいかも知れません。五種類のスパイスで香り付けされたスープ汁とレモングラスが、ボイルされたヌードルの上からかけられ、焼豚がその上にトッピングされます。そしてフライド・ヌードル、レタス、モヤシ、ハーブ各種、ライス・クラッカーが盛りつけされます。