バンコク


バンコク(Bangkok)

バンコクはタイの首都となっています。主にバンコクといわれることが多いですが、クルンテープと呼ばれることもあります。また儀式的な名称があり、それは長く覚えられるようなものではありません。クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシットです。クルンテープは、初めの部分に当たります。ちなみに、この儀式的な名称を訳すと、帝釈天がウィッサヌカム神に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、帝釈天の戦争のない平和な、帝釈天の不滅の宝石のような、偉大な天使の都(クルンテープ)となります。
現在行政上使用されているバンコクという名前の由来は、「バーンマコーク(アムラタマゴノキ)の村」が訛ったものだとされています。


気候

バンコクは熱帯に位置しており、年間を通じて気温が高いです。最高気温が33度前後、最低気温は20度以上あります。最低気温が20度を下回るのは、すごく稀なことです。5月〜10月までが雨季、11月から2月までが乾季、2月から5月までが暑季で季節は3つに分かれています。過ごしやすいのは雨が降らずそこまで暑くならないの乾季です。


歴史

バンコクの歴史は1782年ラーマ1世がトンブリーから対岸に首都を移したことに始まります。バンコクに首都を移した理由はビルマのコンバウン王朝の侵入を防ぐ目的がありました。
バンコクの都市はアユタヤと同じく王宮などの主要施設の周囲に運河が掘られ、ラッタナーコーシン島と呼ばれた人口の島を作りました。ちなみに、この島には王に許されたものしか住むことが出来ませんでした。
バンコクが発展してくると、都市機能はラッタナーコーシン島だけでなく東へと伸びて行きました。また経済の中心は島から運河を挟んだ東側にあったヤオワラートにあったが20世紀後半にはシーロム通りへと中心が移りました。そのため、現在では島周辺を旧市街地とみなされることが多くなっています。
1980年代に入るとタイ国内の投資が拡大しバンコクも必然的に発展しました。


観光

バンコクは交通の要所になっていることに加え、観光資源が豊富に揃っているため、東南アジア屈指の観光都市となっています。
2016年には世界で最も外国人が訪れる都市として紹介されました。

王宮

タイのバンコク・プラナコーン区にある王宮はタイ国王の「公的」な居住地となっています。タイ国内すべての宮殿の中でもっとも重要な宮殿とされています。しかし、ラーマ9世以降国王は居住しておらず、日常的な公務も行われていません。そのため、現在は王朝のシンボルとしての意味合いが強い存在となっています。

ルンピニー公園

バンコク中心部にある公園です。広大な敷地の中には人工池が設けられており、その周りを多くの市民が憩いの場として利用しています。公園の南西側の入り口にはラーマ6世の大きな銅像が立っています。
この公園にはバンコクで最初の図書館とダンスホールがあります。

ワット・アルン

正式名称はワット・アルンラーチャワラーラームです。アルンは暁の意味があることから、暁の寺とも呼ばれています。ワット・アルンは10バーツ硬貨にも描かれているほどタイ国民に親しまれています。

ワット・ポー

正式名称はワット・プラチェートゥポンウィモンマンカラーラームです。黄金に輝く巨大な涅槃仏があり、涅槃寺とも呼ばれています。


交通

都心部には高架鉄道や地下鉄が開通しており、人々の足となっています。しかしタイ国鉄には通勤輸送に活用できるような郊外鉄道路線網が少ないため、列車運行本数が極端に制限されています。そのため、中流階級以上では、乗用車が主流となっています。
バンコクを南北に横断するチャオプラヤー川では水上交通バスが運行されており、これが運河を縫うように張り巡らされており、渋滞がないので多くの市民や観光客に利用されています。

空港

バンコクには2つの空港があります。アジア最大規模のスワンナブーム国際空港とドンムアン空港です。

鉄道

国鉄

タイ国鉄は通勤輸送には向いていませんが、チェンマイやパッタヤーなど国内各地に路線を伸ばしています。またラオスやマレーシアへの国際列車があります。

BTS(バンコクスカイトレイン)

1999年にバンコクにおける渋滞解消の切り札として開業された高架鉄道です。

地下鉄

2004年に開通しました。国鉄やBTSの路線とも接続しており利便性が高い交通機関となっています。

エアポートレールリンク

2010年にスワンナブーム国際空港とバンコク中心部のマッカサン駅を結ぶ空港連絡鉄道として開業しました。

トゥクトゥク

観光名所には欠かせないトゥクトゥクですが、安全面や環境面から新規登録が出来なくなっております。
料金は決まっておらず乗る前に交渉する必要があります。ミニバスやソンテウ、モーターサイと呼ばれるバイクタクシーも利用方法は同じです。

バス

市内に走っているだけでなく、チェンマイやパッタヤー、プーケットなどの主要都市を始め、近隣の国境へも頻繁に運行されています。
バンコク郊外には3つのバスターミナルがあり、それぞれ行き先によって発着ターミナルが異なっています。


飲食店

東南アジアでは最多と言っていいほど日本食が浸透しており、寿司や日本食レストランだけでなく、うどん屋・ラーメン屋という麺料理のお店も数多くあります。しかもバンコクの中心部だけでなく、郊外にも進出しているお店があるので日本食が恋しくなっても安心です。


飲食店の仕事情報

タイ バンコクには多くの日系企業が進出していることもあり、日本人の現地採用者向けの求人募集があります。バンコクやバンコク周辺の日系企業で就職や転職をしたい人には日系の人材紹介会社を利用することをおすすめします。

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ホテル情報

バンコクはタイの首都になります。中心部に多くのホテルがあり、1つ星ホテルから5つ星ホテルまでがあります。

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